衆院選公示 茨城県内有権者、期待と諦め 「決め手ない」「希望を」

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衆院選が公示された19日、茨城県内の有権者は身近な問題を見据えて選挙戦を眺め、政策に対する要望のほか、政治に対する諦めの声が漏れた。

「与野党とも政策に決め手がないので、選びにくい」。鉾田市、農業、長峰雅さん(61)は「サツマイモ基腐病(もとぐされびょう)や、米価の下落を何とかしてほしい」と農業政策に注目する。「基腐病が広がれば厳しい。コメは輸入を調整するなど、はっきりとした対策を」と求めた。

水戸市、飲食店経営、富田ちなつさん(46)は、新型コロナウイルスの影響による格差拡大を懸念する。「国などからの協力金で黒字の飲食店もあれば、赤字の飲食店もある。困っているときは何かを分け与える精神が必要。少しずついい方向に変化してもらいたい」と望んだ。

飲食店でハラスメントなどに悩み退職した経験があるというつくば市、会社員、岡野史絵さんは「どんな小さな事業所にも、ハラスメント相談先をつくるよう法律を定めてほしい」と訴えた。

筑西市、「筑西こども食堂 有りの実」運営、谷貝順子さん(72)は、子ども食堂の利用者が増えているという。「新型コロナで生活できなくなった人がたくさんいると感じる。ぎりぎりの生活をしている人が希望を持って生きられる社会になってほしい」と語った。

常陸大宮市、介護職、大瀧清作さん(64)は「山間部は少子高齢化や人口減が顕著で、課題が多い」と話す。それでも「国会議員がこの地域に何かやってくれたという感覚は薄い。期待はそれほどない」と本音を明かす。

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