衆院選小選挙区 茨城3区立候補者の横顔(届け出順)
衆院選が19日公示された。茨城県内の小選挙区立候補者の横顔を紹介する。
■葉梨康弘(はなしやすひろ)さん(自民・前) 確かな政治で未来を
「不透明な時代。だからこそ確かな政治で確かな未来をつくることが大切。それができるのは、われわれをおいてほかにない」と強調する。
農水副大臣や党総務部会長などを務め、さまざまな政策を実現してきた。今後は戦略的コロナ対策や科学技術を担う人材育成を進めていく必要があると話す。
茨城県の持つ可能性についても評価し「農業を持続的に成長させていくことに加え、道路、鉄道の輸送力増強をしっかりとさせて、国の最先端をいくような投資を呼び込むことが必要」と語る。
警察官僚時代に政治主導の必要性を感じ政治家を志した。「これまでの実績を訴え、しっかりと勝ち上がり、今後も郷土と国民のために尽くしていきたい」
読書好きで著書も。赤ワイン好き。健康管理のジョギングは「ルームランナーだけどね」と笑顔。3人いる娘のうち2人は独立。取手市新町。62歳。
■梶岡博樹(かじおかひろき)さん(立民・新) 国民の声が届く政治
「国民の声が届かない政治を今回の選挙で変えなければ。国民の声、あなたの声が届く政治を取り戻す」。野党第1党の公認候補として政権交代を訴える。
朝早くから駅前や各所でつじ立ちする取り組みを続けている。「強い者だけがさらに強くなる、それでいいのか。分かち合い、一人一人が幸せを実感できる、そんな日本に変えよう」と強く呼び掛ける。
「若い世代がもっと政治に関わっていかなければ」と、政治の世界へ飛び込んだ。守谷市議、県議を務めた。2012、16年には守谷市長選に挑んだ。旧立民と旧国民の合流に伴い、新立民に入党し、今回公認候補となった。
人材紹介と人材サービスの会社を経営する。水泳が得意。特に平泳ぎは中学生のときに県大会で入賞したこともある。好きな言葉は「できることを、できるうちに、できるだけ」。妻と2人暮らし。守谷市松並青葉。44歳。
■岸野智康(きしのともやす)さん(維新・新) 未来創る新しい力に
「これからの未来を創っていくには若い力、新しい力が必要。第3極としての維新の考え方をしっかり伝えていきたい」
「コロナで弱った暮らしを立て直す」ことを第一に、党の政策であるベーシックインカム、消費税減税による地域経済活性化、教育無償化などを訴える。
大学卒業後、不動産投資会社に入社。就職支援の社団法人代表理事を務める。今夏の都議選に中央区から出馬し落選。茨城維新の石井章参院議員に見いだされ3区での出馬を決意した。
「政治はどうせ変わらないと諦めている人たちに、変えられるんだということを訴えていきたい。私のような若者が政治を変えようとしていることを知ってほしい」
読書や百人一首が好きと文学的な面を見せるが、学生時代は水球に取り組み、トライアスロンにも挑戦した。世田谷区生まれ。両親は千葉県松戸市に住む。取手市宮和田、27歳。