overlaylist; ?>


次の記事:住宅から大型鳥「エミュー」逃げる 茨城・取手 

衆院選 終盤激戦、茨城6区 各党、党首級を投入 安倍氏、枝野氏が茨城県に

自民党候補の支持を訴え演説する安倍晋三元首相=石岡市内(左)、支持を訴える立憲民主党の枝野幸男代表=つくば市内
自民党候補の支持を訴え演説する安倍晋三元首相=石岡市内(左)、支持を訴える立憲民主党の枝野幸男代表=つくば市内


31日投開票の衆院選は終盤を迎え、茨城県激戦区の応援に首相経験者や野党党首など大物弁士が相次いで駆け付けている。26日は自民党の岸田文雄首相が来県。27日は、与野党一騎打ちで争う茨城6区に、自民の安倍晋三元首相と立憲民主の枝野幸男代表が入った。選挙戦は残り3日間、支持拡大へ舌戦が激しさを増している。

茨城6区は、共に前職で再選を目指す自民の国光文乃氏(42)と立民の青山大人氏(42)が立候補している。公示直前に共産候補が出馬を取りやめて野党共闘が成立し、県内注目区の一つとなっている。

27日は一日中、冷たい雨が降る中の選挙戦となった。

午前11時半ごろ、石岡市村上の国光氏の事務所には約550人(陣営発表)が集まった。安倍元首相が姿を見せると拍手が起きた。山口県内選出の安倍氏は、国光氏とは同郷とアピール。医師の国光氏を「感染症のことをよく知っている」とたたえた。同区は前日に岸田氏が入り、菅義偉前首相も来る予定で、安倍氏は「そんな選挙区はない」と激戦ぶりを強調した。

安倍氏は野党共闘を批判し、「立民が政権を取って大きな政局になったら、日米同盟の信頼関係は大きく損なわれる」と指摘した。「コロナ禍を乗り越え、経済を回復し、地域を豊かにし、日本が世界のど真ん中で輝く国にしていくために国光文乃が必要だ」と締めくくった。国光氏も「厳しい厳しい戦い。皆さんの力を貸してください」と声を張った。

安倍氏はその後、茨城5区の日立市にも転戦した。

立民の枝野代表は午後3時50分ごろ、つくば市竹園の大清水公園に現れた。約500人(陣営発表)が迎える中、枝野氏は「政治を変える力を持っているのは皆さん。つくばから、6区から、日本を変えよう」と熱弁を振るった。

枝野氏は、病床や保健所の削減など政府の新型コロナウイルス対策を批判。消費低迷が続く現状にも触れ「全体が豊かになっていない。公正公平に分かち合い、みんなが豊かさを実感できるビジョンがわれわれにはある」と力を込めた。

立民は、6区を「重点区」(県連幹部)に位置付ける。これまでも、泉健太政務調査会長や江田憲司代表代行らを相次いで投入し、追い込みを図ってきた。熾烈(しれつ)な戦いに青山氏は「与野党がもっと議席の拮抗(きっこう)した緊張感のある政治の実現へ、力を貸してください。あと一歩です」と声を振り絞った。

このほか、党首級の県内入りは菅前首相が28、29日の2日間を予定。国民民主の玉木雄一郎代表や日本維新の会の松井一郎代表、鳩山由紀夫元首相も既に駆け付けている。



最近の記事

茨城の求人情報

https://cpt.geniee.jp/hb/v1/207318/39/instbody.min.js"