「ワクチンで情勢好転」 菅前首相が茨城県入り 自民候補支持訴え
31日投開票の衆院選で、菅義偉前首相は28日、自民党候補応援のため茨城県入りした。古河市仁連のJA茨城むつみ三和支店前で選挙カーに登壇。首相在任中の新型コロナウイルス対応について「ワクチン接種が始まってから情勢が良くなった。不安で眠れない日もあったが、予想を超えるスピードで接種が進んでいった」と振り返った。
8月の首相記者会見で菅氏は、コロナ対策に「明かりは見え始めている」と発言。「マスコミの批判を食らった」とした上で、「現在はかつてのにぎわいを取り戻す一歩手前まで来ている。飲食業やイベント業、旅行業など、暮らしに大きな影響を与えた。衆院選後に支援策を講じたい」と述べた。
茨城7区の同党候補に関しては「来年4月から不妊治療の保険適用が決定した。女性と子ども政策に力を入れる候補の実績。改革意欲を持った人を国会に送ってほしい」と支持を訴えた。
演説は大井川和彦知事や針谷力古河市長、木村敏文坂東市長、高崎進公明県本部代表らが駆け付け、約1200人(主催者発表)が見守った。
この日は、山際大志郎経済再生担当相も境町内で応援演説した。