衆院選茨城1区 福島伸享氏 草の根で支持拡大
衆院選茨城1区は、草の根で支持を広げた無所属元職の福島伸享氏が、組織戦を展開した自民前職の田所嘉徳氏との激しい一騎打ちを制し小選挙区では2回目の当選を果たした。
福島氏は4年前の落選から選挙区内の3万5千軒以上を訪ね、支持者を増やしてきた。18年間の政治活動のつながりを支えに草の根運動を展開。無所属で出馬し、野党系勢力を一本化できたことが奏功した。「党より人物」を掲げ、政治の刷新を訴えた。遊説や街頭演説を重ね、共産や立民、国民の支持層だけでなく、一部保守層や無党派層の支持も集めた。
田所氏は「最も厳しい選挙」と捉え、約700の団体・企業の推薦を受け、自公の地方議員や首長らと組織戦を展開したが、固め切れなかった。派閥の領袖(りょうしゅう)・石破茂元党幹事長や菅義偉前首相らが応援に入ったが、無党派層への浸透にはつながらなかった。
■人生懸け政治刷新
水戸市見川町の福島伸享氏の選挙事務所では、福島氏が南美夫人とともに結果を待った。午後8時すぎにテレビで「当確」の速報が流れると、集まった支持者から大きな歓声と拍手が響いた。福島氏は「皆さまに『党より人物』で判断いただいた結果。新しく政治家としての一歩を記させていただいた」と感謝し、「政治刷新のために『私』を捨て、人生を懸け、命懸けで行動していく」と力を込めた。
【略歴】当選3回。元=経済産業省職員、東京財団研究部ディレクター、学習院女子大学院非常勤講師、筑波大客員教授。東京大農学部卒。水戸市千波町
福島氏は4年前の落選から選挙区内の3万5千軒以上を訪ね、支持者を増やしてきた。18年間の政治活動のつながりを支えに草の根運動を展開。無所属で出馬し、野党系勢力を一本化できたことが奏功した。「党より人物」を掲げ、政治の刷新を訴えた。遊説や街頭演説を重ね、共産や立民、国民の支持層だけでなく、一部保守層や無党派層の支持も集めた。
田所氏は「最も厳しい選挙」と捉え、約700の団体・企業の推薦を受け、自公の地方議員や首長らと組織戦を展開したが、固め切れなかった。派閥の領袖(りょうしゅう)・石破茂元党幹事長や菅義偉前首相らが応援に入ったが、無党派層への浸透にはつながらなかった。
■人生懸け政治刷新
水戸市見川町の福島伸享氏の選挙事務所では、福島氏が南美夫人とともに結果を待った。午後8時すぎにテレビで「当確」の速報が流れると、集まった支持者から大きな歓声と拍手が響いた。福島氏は「皆さまに『党より人物』で判断いただいた結果。新しく政治家としての一歩を記させていただいた」と感謝し、「政治刷新のために『私』を捨て、人生を懸け、命懸けで行動していく」と力を込めた。
【略歴】当選3回。元=経済産業省職員、東京財団研究部ディレクター、学習院女子大学院非常勤講師、筑波大客員教授。東京大農学部卒。水戸市千波町