茨城の魅力を音楽通じて盛り上げ 歌手・鈴華さんが知事表敬訪問
音楽グループ「和楽器バンド」や「華風月」でボーカルを務める水戸市出身の鈴華ゆう子さんが10日、茨城県庁に大井川和彦知事を表敬訪問した。2017年にいばらき大使にも委嘱されている鈴華さんは「音楽を通し、茨城の魅力や伝統芸能を盛り上げたい」と思いを伝えた。
鈴華さんは県立水戸二高を卒業後、東京音楽大ピアノ科へ進学。14年にデビューするまで、大井川知事も役員を務めたドワンゴが運営する「ニコニコ動画」で得意の詩吟やピアノ演奏を披露していた。鈴華さんはこの活動が「歌手になるきっかけとなった」と説明した。
和楽器バンドのライブ会場では伝統工芸品や伝統芸能を守ろうと、酒だるを設けた「たる募金」を続けている。水戸市のザ・ヒロサワ・シティ会館で今月28日に最終日を迎える全国ツアーでも、和傘を守るための募金を呼び掛けている。
こうした活動に触れた鈴華さんは「県ともっと寄り添い、一緒にできることを探りたい」と意欲。大井川知事も「連携していければ」と述べつつ、28日の公演についても「チケットを購入した。とても楽しみにしている」と期待を寄せた。