勇壮300人、時代絵巻 水戸東照宮 106年ぶり祭礼行列
水戸東照宮(宮本章宮司)の創建400年を記念した祭礼行列が14日、水戸市三の丸であり、武者姿などの約300人が厳かに街を練り歩いた。祭礼行列が行われたのは、徳川家康没後300年を記念した1915年以来106年ぶり。沿道には多くの見物客が訪れ、写真を撮るなどして久しぶりの祭りを楽しんだ。
行列は午前10時40分ごろ、茨城県立水戸一高をスタート。山伏装束の露払いを先頭に、よろいや直垂(ひたたれ)姿の人たちが馬や人力車に揺られ、槍(やり)隊や弓隊、鉄砲隊などが連なった。白壁の文教地区を抜け、水戸城大手門を経ていったん県三の丸庁舎広場に入り、午後2時すぎに再び出発。国道50号を通って水戸東照宮に向かった。
沿道には、朝から多くの見物客が訪れ、カメラやスマートフォンを構える姿が見られた。演者は緊張した面持ちでゆっくりと歩を進め、観客の声に応えるように笑顔で手を振っていた。金色のきらびやかな大みこしが日差しを受けてキラキラ光ると「きれいね」と感嘆の声が漏れた。












