有害鳥獣捕獲隊 イノシシわな補修 茨城・常陸太田市山田地区 住民組織が援助開始

「くくりわな」を修理する山田地区有害鳥獣捕獲隊員=常陸太田市松平町
「くくりわな」を修理する山田地区有害鳥獣捕獲隊員=常陸太田市松平町
茨城県常陸太田市山田地区有害鳥獣捕獲隊(平山俊夫隊長、隊員5人)は11日、同市松平町の山田地域支援センターで、イノシシ捕獲用の仕掛け「くくりわな」の補修作業を行った。市から一定数のわなの提供を受けているが、その後の修理は費用を含め、隊員が実施している。また、地域の課題解決のための活動を支援しようと、地元の住民組織「山田コミュニティ」(小林正典会長)は、わなの修理や製作への援助を始めている。

くくりわなはイノシシなど野生獣の捕獲方法の一つで、わなを踏むとワイヤーが締まって脚を捕獲する方法。1回の使用でワイヤーがねじれたり切れたり、スプリングが曲がったりするなど、補修が必要になることもある。地域全体のスムーズな捕獲作業を行うため、不足分のわなも手作りで製作している。昨シーズン、同捕獲隊では40頭以上のイノシシを捕獲した。

この日の作業では、ワイヤーを圧着ペンチで必要な長さに切断。イノシシの脚を捕まえるワイヤーの仕掛け部分を作り、ワイヤー同士を金具でつないだ。ほかに長さ25センチほどの筒に長さ約80センチのスプリングを入れたり、イノシシが踏むわなの部分なども配水管などを利用して製作する。

平山隊長は「イノシシの脚を締め付ける部分が重要で、きちんと作らないと逃げられてしまう。農家の協力を得ながら、耕作地を守っていきたい」と話す。

昨年6月に発足した山田コミュニティでは、地域交流や生涯学習のほかに地域の課題解決にも取り組もうと、昨年度からイノシシ対策事業として、わなの製作場所や費用の支援を行っている。

小林会長は「農産物の被害をなくそうと活動している団体を知ってもらいたいと、支援を始めた。地域の人たちの理解が深まれば」と話している。

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