茨城県議選潮来市・行方市区補選(欠員1)は12日、午前7時から午後6時まで潮来市内7カ所と行方市内21カ所で投票が行われ、同8時から潮来市日の出の市立中央公民館体育室と行方市内宿の市立北浦中体育館で即日開票される。大勢判明は同9時半ごろの見通し。有権者は5万1547人(2日現在)。

立候補しているのは、いずれも無所属で、元行方市議の鈴木義浩氏(58)、元潮来市長の松田千春氏(65)、元潮来市議の沼里真一郎氏(43)の新人3氏。

鈴木氏は両市の市長や市議らの支援を受けて選挙戦を展開。潮来市と行方市を1日置きに回って支持拡大に努める。公約には県鹿行振興局の設置や地域医療の充実、農林水産業・商業・観光振興などを掲げる。

松田氏は潮来市や周辺自治体の市議有志らが応援する。地域をくまなく巡り、衆院議員秘書や市長としての実績と経験をPR。地域医療体制の充実や東関東自動車道の早期開通、地場産業の振興などを訴える。

沼里氏は3人の中で最年少という若さを押し出し、地域を細かく回りながら精力的につじ立ちをして政策を訴えている。公約で教育・医療・福祉の充実、少子高齢化対策や人口増加策の強化などを主張する。

【県議潮来市・行方市区補選立候補者(届け出順、敬称略)】
鈴木義浩(すずきよしひろ)　58　元行方市議　無新

【略歴】畜産会社社員。元=行方市議会議長、同市議、旧玉造町議、鹿行広域事務組合議会議長。石岡一高卒。行方市玉造甲

松田千春(まつたちはる)　65　元潮来市長　無新

【略歴】障害者福祉施設常務、潮来市北浦湖岸土地改良区理事長。元=潮来市長、衆院議員秘書。日本大卒。潮来市潮来

沼里真一郎(ぬまりしんいちろう)　43　元潮来市議　無新

【略歴】県観光マイスターS級、消防団員。元=潮来市議、県後期高齢者医療広域連合議会議員。北里大大学院修了。潮来市辻