「夢に向かって努力を」 重量挙げ糸数さん 都和小で講演 茨城・土浦
東京五輪重量挙げ男子日本代表の糸数陽一さん(30)=警視庁=が7日、茨城県土浦市並木5丁目の市立都和小(菊池良平校長、児童393人)で講演し、「夢をかなえるためには誰よりも努力し続けることが必要」と話した。
糸数さんは沖縄県出身。2016年のリオデジャネイロ大会から2大会連続で五輪に出場した。メダル獲得はならなかったが、いずれも4位入賞した。
「夢に向かって」と題した講演で糸数さんは、12年のロンドン五輪は1キロ差で出場できず、リオ五輪では3キロ差でメダルを逃すという2度の悔しい思いを経て、東京五輪でも3度目の挫折を味わったことに触れ、それでも「メンタル的にも技術面でも成長できた」と振り返った。
また、児童の質問に答え、今後の目標について「パリ五輪に出場し、メダルを獲得したい」と述べた。
このほか、児童が80キロのバーベルに挑戦し、糸数さんが挙げるこつを教える場面もあった。
6年の石浜瑞己君(12)は「自分も水泳をやっているが、いろいろ聞かせてもらって参考になった」、早坂優花さん(12)は「私も努力することを大切にしようと思った」と感想を話した。