茨城・笠間市消防本部 大規模災害を想定 壁に穴、迅速救助訓練
茨城県笠間市消防本部は17~20日の4日間にわたり、同市内にある解体予定の県警本部職員住宅で、大規模災害を想定した救助対応訓練を実施した。同本部の特別救助隊員ら延べ83人が参加。鉄筋コンクリートの壁に穴を開け、隊員の進入口を確保する「ブリーチング」技法などを訓練し、安全で迅速な救助技術の向上を目指した。
18日は同本部の特別救助隊員など21人が参加。壁の向こう側に被災者がいるとの想定で、三角形(一辺約90センチ)の穴の開放を目指した。同本部によると、穴を四角でなく三角形にするのは、少ない時間と労力で救助用担架を通すため。隊員たちはドリルやハンマーを使い、2時間ほどかけて厚さ約20センチの壁に穴を開けた。このほか、機器の扱い方や安全で効率的な作業方法を確認した。
同隊の鈴木裕也隊長は「今回、実際の建物で訓練できたことは有効な機会と捉えている。市民の安心・安全のためにも、大災害に備えた訓練を継続していきたい」と話した。
18日は同本部の特別救助隊員など21人が参加。壁の向こう側に被災者がいるとの想定で、三角形(一辺約90センチ)の穴の開放を目指した。同本部によると、穴を四角でなく三角形にするのは、少ない時間と労力で救助用担架を通すため。隊員たちはドリルやハンマーを使い、2時間ほどかけて厚さ約20センチの壁に穴を開けた。このほか、機器の扱い方や安全で効率的な作業方法を確認した。
同隊の鈴木裕也隊長は「今回、実際の建物で訓練できたことは有効な機会と捉えている。市民の安心・安全のためにも、大災害に備えた訓練を継続していきたい」と話した。