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スマホで確定申告 水戸税務署 市長ら体験、利便性PR

水戸税務署員から説明を受け、スマホ申告を体験する皆川鉄雄さん。奥は高橋靖市長=水戸市北見町
水戸税務署員から説明を受け、スマホ申告を体験する皆川鉄雄さん。奥は高橋靖市長=水戸市北見町


所得税の確定申告受け付けを前に、水戸市北見町の水戸税務署で18日、同市出身で東京パラリンピック2020シッティングバレーボール日本代表の皆川鉄雄さん(40)と高橋靖市長がスマートフォンを使った申告を体験し、利便性をPRした。皆川さんは茨城県担当の「スマホ申告推進大使」に委嘱された。

体験で、皆川さんは寄付金控除を、高橋市長は医療費控除を申告。署員の助言を受けながら、源泉徴収票をスマホのカメラ機能で読み取らせて入力し、確定申告書をそれぞれ作った。皆川さんは「写真の方が手入力より便利。休み時間にでもさらっとできてしまう」、高橋市長は「マイナンバーカードが必要だが、あれば便利。カードの取得も行政窓口でやっているのでお願いしたい」と述べた。

体験はe-Tax(国税電子申告・納税システム)の利用を呼び掛けようと実施。三浦賢二署長は新型コロナウイルスの感染対策として「真に必要な人たちに会場に来てもらい、可能な方たちはスマホやパソコンでお願いしたい」と呼び掛けた。

同署によると、県内の電子申告の利用は年々増加し76・1%に上る。一方、新型コロナの影響で申告受付期限は2年続けて1カ月延長されてきたが、今年は予定されていない。このため会場での混雑が懸念されている。

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