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新型コロナ 茨城県内感染、最多861人 80代男性死亡 10代以下300人超え

昨年8月以降の県内新規感染者数の推移
昨年8月以降の県内新規感染者数の推移


茨城県と水戸市は26日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計861人確認されたと発表した。800人を超えたのは初めて。23日に確認された689人を172人上回り、過去最多を大きく更新した。県内感染者の累計は3万1428人。26日も学校での集団感染の報告が相次ぎ、新規感染者のうち10代以下が302人に上った。また、80代男性が22日に死亡したことも確認され、県内死者の累計は222人となった。

県内では1日当たりの新規感染者が年明け以降、急増。19日に393人となり、「第5波」のピークだった昨年8月14日の391人を上回った。22~25日には4日連続で600人台となり、26日には700人台を飛び越し861人に跳ね上がった。

県によると、直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は645.7人で、前週比237.9%。週平均が600人台になるのは初めて。新規感染者のうち327人は感染経路不明だった。

居住地別では、八千代町と五霞町を除く42市町村で感染者が確認され、つくば市が138人で最多。水戸市が70人、古河市が53人、日立市が47人と続いた。

年代別では10代が174人で最多。次いで40代が131人、10歳未満が128人、30代が124人など。60代以上は計118人で13.7%を占めた。

クラスター(感染者集団)の疑いは新たに13件報告され、このうち11件が学校で発生。地域別の内訳は水戸市を含む県央地域と県西、県南が3校ずつ、県北と鹿行が各1校で、陽性者は計5~12人に広がった。ほかは県南の保育施設と事業所だった。

ほかに、茨城町の県警察学校では新たに1人の感染が判明し、研修参加の感染者は52人となった。

26日現在の県内の入院患者は前日比13人増の165人で、病床稼働率は27.5%。このうち重症者は1人に増えた。中等症も同13人増の81人となった。

■茨城県内の感染状況
新規感染者 861人(累計3万1428人)
死者累計 222人
入院患者 165人(重症1人)
退院・退所等累計 2万6448人
(茨城県・水戸市発表、26日午後10時現在)



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