新型コロナ 水戸市 濃厚接触、同居家族に限定 検査、有症状者のみに
水戸市は1日、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者として市が調査する対象を、同居家族に限定すると発表した。また、濃厚接触者の検査は症状がある人のみとし、無症状者はクラスター(感染者集団)化の恐れがある場合などを除き原則検査しないとした。市保健所業務のさらなる逼迫(ひっぱく)を回避することが狙い。
市はこれまで濃厚接触者として、同居家族のほか、医療機関や福祉施設の従事者・入所者、幼稚園や保育園の職員・園児などを対象に調査するとしていた。
市内の幼稚園や保育園、認定こども園で感染者が確認された場合は、各施設と市幼児教育課が協議し、濃厚接触者の範囲を決める。
国の方針で、濃厚接触者の待機期間は7日間となっている。市では待機期間中に症状が発生した場合、市保健所に連絡するよう呼び掛けており、必要に応じて医療機関の受診調整や検査など行う。また、10日間経過するまでは、自身で健康状態の確認を行うよう依頼する。