茨城県と水戸市は1日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計726人確認されたと発表した。このうち同市発表分は120人で過去最多を更新した。感染者の累計は3万6922人となった。

県によると、直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は908.4人に上昇し、前週比157.1%。新規感染者のうち291人は感染経路が不明だった。

陽性者は40市町村で確認され、居住地別では水戸市が100人で最多。ほかに取手市50人、つくば市45人、土浦市42人、古河市40人など。

年代別では10歳未満が最多の134人に上り、次いで40代が122人、20代が119人、10代が116人と続いた。60代以上は計65人で、全体の9.0%だった。

クラスター(感染者集団)の疑いは新たに14件報告され、このうち学校や幼稚園、保育施設が計11件を占めた。内訳は小学校が5件(県南、水戸市)、中学校(同市)と保育施設(県央、県南)、幼稚園(県西、同市)が各2件。かすみがうら市役所や陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地、県央の高齢者福祉施設などでも感染者が相次いだ。

1日現在の入院患者は前日比19人減の198人で、病床稼働率は22.5%。このうち重症者1人が快方に向かい、5人となった。

■茨城県内の感染状況
新規感染者726人(累計3万6922人)
死者累計　225人
入院患者　198人(重症5人)
退院・退所等累計　3万639人
(茨城県・水戸市発表、1日午後10時現在)