2年ぶり豆まき 茨城・石岡の常陸国総社宮、コロナ対策徹底し
■二子山親方参加
茨城県石岡市総社の常陸国総社宮で3日、節分追儺(ついな)祭が行われた。新型コロナウイルス感染対策を徹底しながら、2年ぶりに豆まきも実施。マスク姿の老若男女が、ゲストの有名人らがまく包装された福豆などに手を伸ばしていた。
午前10時からの回は、大相撲の二子山親方(元大関雅山)が参加。神職の「福は内、鬼は外」という声に合わせて、親方や年男の代表らが、特設舞台から福豆やお菓子をまいた。
密集を防ぐため、境内の地面にロープで升目をつくり、参拝者の立ち位置を固定するなど工夫を凝らした。舞台下で待ち構えた約70人は、お菓子などが降ってくると、福をつかもうと手を伸ばしていた。
石﨑雅比古宮司は「どんな形であれ、一つずつ行事を務めていきたい。きょうは予想以上に多くの人が参拝してくれた」と感謝した。