茨城県と水戸市は6日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに1668人確認されたと発表した。前日の1555人を上回り、5日連続で過去最多を更新。累計感染者数は4万4100人となった。

県によると、直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1263.7人で、前週比148.8%。新規感染者の5割の822人は感染経路が不明だった。陽性者は全44市町村で確認され、つくば市が153人で最多。土浦市が150人、古河市が130人、水戸市が99人と続いた。年代別では30代が最多の301人で、次いで10代と20代が各257人、10歳未満が230人、40代が225人など。60代以上は計231人で全体の13.8%だった。

新たなクラスター(感染者集団)の疑いは計10件報告され、うち7件は子ども関連の施設だった。内訳は特別支援学校(県西、鹿行)、教育・福祉施設(県南)が各2件、小学校(県央)、中学校(県南)、児童福祉施設(県南)が各1件で、陽性者はそれぞれ計6～10人に増えた。

6日現在の入院患者は前日比20人増の251人で、病床稼働率は28.6%。このうち重症者は5人で増減はなかった。

■茨城県内の感染状況
新規感染者　1668人(累計4万4100人)
死者累計　227人
入院患者　251人(重症5人)
退院・退所等累計　3万5484人
(茨城県・水戸市発表、6日午後10時現在)