新型コロナ 茨城県内新規感染1487人 「みなし陽性」1人報告
茨城県と水戸市は7日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計1487人確認されたと発表した。このうち1人は、濃厚接触者で検査せずに医師が判断した「みなし陽性」の患者で、県内では初の報告例。新規感染者数は6日ぶりに前日を下回ったが、前週の同じ曜日と比べ548人増えた。感染者の累計は4万5587人。
県によると、入院中だった70、80、90代各1人の男性3人の死亡が同日までに確認され、県内死者の累計は230人となった。
直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1342.0人で、前週比150.5%。新規感染者のうち774人は感染経路不明だった。
陽性者は42市町村で確認され、居住地別では土浦市が125人で最多。守谷市が124人、取手市が119人、つくば市が105人と続いた。
年代別では10歳未満が最多の250人で、次いで30代が242人、40代が229人、10代が213人、20代が200人。60代以上は計219人で全体の14.7%を占めた。
新たなクラスター(感染者集団)の疑いは計16件報告され、このうち6件は高齢者福祉施設(県西、県南、県北、鹿行)だった。学校は7件(県央、県西、鹿行、水戸市)で陽性者はそれぞれ計5~10人に広がった。
7日現在の入院患者は前日比31人増の282人で、病床稼働率は32.1%。このうち重症者は1人増の6人だった。
■茨城県内の感染状況
新規感染者 1487人(累計4万5587人)
死者累計 230人
入院患者 282人(重症6人)
退院・退所等累計 3万6576人
(茨城県・水戸市発表、7日午後10時現在)