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茨城・阿見町長に無投票再選の千葉さん 市制視野に課題解決

阿見町長に無投票再選した千葉繁(ちばしげる)さん
阿見町長に無投票再選した千葉繁(ちばしげる)さん


「これまでの4年間で種をまいた。これからの4年間でその花を開花させたい」と茨城県阿見町長2期目の抱負を語る千葉繁(ちばしげる)さん。15日に無投票で再選を果たした。町の人口は増加傾向にあり、市制施行の要件の一つ「人口5万人」が視野に入る。市への移行に向け、「地域の住民が協議して課題を解決するために使う『地域予算』を拡充し、地域の自治意識を醸成したい」と意気込んだ。

昨年12月、支持者らの後押しの声を受け、「住み続けてもらえる町を目指さないといけない」と2回目の当選を目指し立候補を表明。次の4年を市制施行への準備期間と位置付け、「市制に向けてともに歩む」を標語に掲げた。「名前が変わるだけでなく、名実ともに『阿見市』として恥ずかしくないよう町政を運営したい」と話す。

2000年から町議を3期務めた。いったん政治を離れ、15年から明治大大学院で公共政策を学び直した。2度目の挑戦となった18年の前回町長選で、現職との一騎打ちを制して初当選を果たした。

前回選挙で争点となった道の駅整備計画の再検討と中止の決定を経て、町民への丁寧な説明の重要性を改めて確認した。「行政が大きな事業を実施する際には、『これでもか』というくらい説明をしていきたい」と力を込めた。

趣味は写真。健康法は「よく眠ること」とにっこり。座右の銘は「初心忘るべからず」。中央。59歳。



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