パンダ誘致、キャラ完成 茨城県日中友好協 活動盛り上げへ発信
茨城県日立市かみね動物園にジャイアントパンダを誘致する活動の一環として、NPO法人県日中友好協会が制作していたパンダのマスコットキャラクター「ぱんだーるくん」「ぱんだーなちゃん」が完成し、15日に水戸市三の丸の水戸駿優教育会館で関係者にお披露目された。双子のパンダの妖精で、友人で納豆の妖精「ねば~る君」より背は低いが、同じように縦に長く伸びる。オリジナル曲に合わせた「パンダンス」も初めて踊って見せた。
2体は、誘致活動を盛り上げようと、協会の実行委員会がクラウドファンディングで制作費や初期活動費を募り、構想から約1年かけて完成した。五十嵐則夫副会長によると、今後は県内の幼稚園や保育園を巡り、子どもたちとダンスを踊るなどして誘致活動を盛り上げる。パンダンスのコンテストやお祭り「パンダフェス」を開くなどして、茨城県の活動を全国に発信していくという。
お披露目は協会の新春交流会の中で行われた。「ねば~る君」らの紹介で2体が姿を現すと、会場から拍手が湧き、「かわいい」といった声が上がった。「ぱんだーるくん」は緑の笹を腰に巻き、「ぱんだーなちゃん」は赤地に白の水玉模様のスカートとリボンが特徴。ダンスチームらと一緒に「パンダンス」を踊った後、園児4人から花束をプレゼントされた。
川津隆会長は交流会のあいさつで「制作段階から関係団体らに160万円近く協力をいただき、立派なキャラクターができた」と喜びを語った。