茨城県と水戸市は19日、県内で新型コロナウイルスの感染者が新たに計1527人確認されたと発表した。累計の感染者数は6万2044人。また、入院中の80代男女ら5人の死亡も報告された。1日当たりの死者数では昨年2月10日、9月1日と並んで最多。累計の死者は260人となった。

県によると、死亡したのは県内医療機関に入院していた80代女性2人と80代男性。緊急搬送後に死亡した60代男性と80代男性からもウイルスが検出された。

県と市によると、新規感染者のうち779人は感染経路が不明。18人は「みなし陽性」の患者だった。直近7日間を平均した1日当たりの感染者数は1256.7人で前週比81.3%。

19日現在の入院患者は前日比8人増の349人。うち重症者は前日比2人増の18人となった。

新規感染者は全44市町村で確認された。つくば市が最も多く138人、土浦市が133人と続いた。

年代別では、30代が最多で258人。次いで10歳未満が231人、40代が219人など。

新たなクラスター(感染者集団)の疑いは計10件報告された。

■茨城県内の感染状況
新規感染者　1527人(累計6万2044人)
死者累計　260人
入院患者　349人(重症18人)
退院・退所等累計　5万2406人
(茨城県・水戸市発表、19日午後10時現在)