新型コロナ 茨城・日立市のワクチン 基礎疾患小児と10、11歳 3月11日接種開始
新型コロナウイルスのワクチン接種で、5~11歳の小児について茨城県日立市は3月3日、接種券を一括送付し、基礎疾患がある小児と10、11歳を先行して同11日に接種を開始する。より丁寧な問診などが必要なことから、医療機関による個別接種を基本とし、集団接種も実施する。
市地域医療対策課によると、市内の5~11歳は約8400人。小児用のファイザー製ワクチンを用いて、3週間間隔で2回打つ。
小児に関しては接種の可否判断に慎重さが必要で、県がかかりつけ医での個別接種を推奨していることもあるため、市は市内5カ所の小児科医療機関による個別接種を中心にする。
一方、オミクロン株による「第6波」で小児への感染が多い実態を踏まえ、「早く打ちたいと希望する受け皿にする」(同課)とともに、集団接種へのニーズ確認も含め、日立地区産業支援センターを会場に集団接種も3月12、13日に実施。予約状況に応じて、集団接種の日程を追加する。
接種券を送付後、基礎疾患がある小児と10、11歳は3月8日に予約開始、同11日に個別接種を始める。5~9歳はワクチン供給を踏まえ、9歳から順次、予約と接種をスタートさせる。
現状では2月28日の週に1000回(500人分)、3月7、14日の週に2400回(1200人分)のワクチンが供給される予定だ。
予約はインターネットかコールセンターで受け付ける。