遺贈寄付で協定 筑波銀と日赤茨城県支部
筑波銀行(茨城県土浦市、生田雅彦頭取)と日赤県支部は15日、遺産を相続人以外に贈る「遺贈寄付」に関する協定を締結した。
同支部は相談があった希望者を同行に紹介。同行は遺贈に関する相談を受け付け、手続きなどを案内するほか、遺言書作成や執行などの「遺言信託」を扱う提携信託会社を紹介する。寄付先が決まっていない顧客には同支部を紹介する。同行での相談などは無料。信託会社との遺言信託契約には手数料が必要。
同支部によると、遺贈に関する相談や問い合わせは増加傾向にあり、本年度は31件寄せられている。本年度の遺贈寄付は3件。
同日、つくば市竹園の同行つくば本部ビルで行われた協定締結式で、同支部の服部隆全事務局長は「(協定は)活動資金確保の多様化に大いに貢献する。連携を密にしながら取り組んでいきたい」と述べた。長島明伸取締役営業本部長は「さまざまなニーズに対応すべく商品サービスの充実に努めていく」と話した。