任期満了に伴い12月実施とみられる茨城県議選の日立市区(定数4)で、同市議の瀬谷幸伸氏(45)が21日、出馬を表明した。自民党日立支部(根本甲支部長)が同日、同市内で臨時総会を開き、瀬谷氏の擁立と支部としての推薦を決定した。自民系無所属で立候補するとみられる。

市内で会見した瀬谷氏は「県北振興に向け、日立市が必要な役割を果たしたい」と述べ、「7年間の市議活動で、市単独でできることと難しいことがあると感じてきた」と強調した。

会見には同支部の根本支部長ら幹部が同席した。現職の福地源一郎氏が昨年夏に自民を離党し、同支部は解散。関係者が同10月に改めて同支部を立ち上げ、年末以降、候補者擁立を模索し、瀬谷氏が名乗りを上げていた。

瀬谷氏は同市出身で東北学院大卒。自民の石川昭政衆院議員の公設第2秘書などを経て、2015年の市議選で初当選。現在2期目。当面は市議を続け、秋にも辞職する見通し。