いぃ那珂グルメツアー 自転車で観光、特産品満喫 市長、家族連れなど参加
■全長34キロ
自転車で茨城県那珂市内の観光地などを巡り、休憩所で特産物を楽しむ「いぃ那珂サイクルグルメツアー」が19日、同市戸崎の那珂総合公園を発着点に開かれた。県内外から参加した家族連れやサイクリストが、春の日差しを浴びてサイクリングを楽しんだ。
サイクリングを通して地域の魅力を広くPRしようと市が主催した。サイクルウエアに身を包んだ先﨑光市長は「おいしい食べものを味わいながら、ゆっくり楽しんでもらえれば」とあいさつ。
参加者は10~70代の男女50人で、スポーツ自転車やヘルメットなどを持参し、7~8人ずつのチームに分かれ、市職員や県公認のサポートライダーと共に5分間隔で同公園をスタートした。出発に合わせ、市の伝統文化を継承する市民団体「瓜連おはやし保存会」が軽快に太鼓を奏でた。
コースは全長約34キロで、清水洞の上公園(東木倉)と市立図書館(菅谷)、一の関ため池親水公園(同)、ふれあいファーム芳野(鴻巣)、静峰ふるさと公園(静)の5カ所に休憩地点が設けられた。
参加者は各地点で、ほしいも(芋助)やシフォンケーキ(ひまわりの丘)、常陸銀シャリ餃子(ぎょうざ)(ファミリーラーメンふるさと)、かぼちゃスープ(ジェノバ)、クリームパン(パン工房ぐるぐる)といった市内飲食店の看板メニューや特産品のもてなしを受けた。
市企画部の大森信之部長は「観光資源の一つとして、今後も自転車を通したPRができれば」と話した。