茨城・笠間市長 山口氏5選 2期連続で無投票
茨城県笠間市長選は3日告示され、現職の山口伸樹氏(63)=無所属=以外に立候補の届け出がなく、無投票で5選が決まった。無投票は2期連続。
午後5時過ぎ、同市笠間の選挙事務所に無投票当選の一報が届くと、駆け付けた国会議員や近隣首長、県議、市議ら支持者が祝福した。山口氏は「無競争での当選は、この4年間の市政を認めてもらえた証しかもしれない。謙虚な気持ちで仕事に取り組みたい」と話した。前回に続き、祝勝会や万歳三唱は行わなかった。
山口氏は2006年、笠間、友部、岩間の3市町合併に伴う市長選に、県議からくら替え出馬し初当選。5選に挑んだ今回は、50団体以上から推薦を受けるなど幅広い支持を集めた。
重点施策として、地域経済の活性化を掲げ、「企業誘致をさらに進め、農業者の所得向上にも努めたい」と強調した。
【山口伸樹(やまぐち・しんじゅ)氏の略歴】
社会福祉法人尚生会理事長、県市長会会長、全国市長会副会長。当選5回。元=県議4期。国士舘大卒。石井