新型コロナ 「いば旅」、近隣5県に対象拡大 茨城県
■28日まで 最大5000円を支援
茨城県内の旅行料金を割り引く「いば旅あんしん割」の対象地域が千葉、埼玉、群馬、神奈川、山梨の5県に拡大された。県が7日までに5県と個別に同意を交わした。これにより茨城県民が県内と同様の条件で、5県でも日帰りや宿泊旅行での割り引きが受けられる。
いば旅は、ワクチン3回目接種や検査での陰性証明を条件に、旅行費用を最大で5千円支援する。期限は28日まで。これまで対象地域は県内に限られていた。
観光庁が各都道府県による「県民割」について、県境をまたぐ広域ブロックでも補助する方針を示したことから、県は3月28日、対象を1都7県に順次拡大するとしていた。
各県との相互の同意により、5県からの旅行者も茨城県で割り引きが適用される。県観光物産課によると、栃木県も10日前後に拡大される見通し。東京都は「県民割」制度がないため、拡大のめどは立っていない。