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茨城・鹿嶋市長選で初当選 田口さん、新時代へ施策を再編

鹿嶋市長選で初当選した田口伸一さん
鹿嶋市長選で初当選した田口伸一さん


「渡されたバトンを落とさぬよう、鹿嶋の発展に尽力したい」と話すのは茨城県鹿嶋市長選で初当選した田口伸一(たぐちしんいち)さん。初当選の喜びの中にも、市勢発展に向けた決意がにじむ。

引退意向を表明した現職の後継指名を受け、立候補の意思を明らかにしたのは昨年12月。以来、県議3期を務めた知名度を武器に、「明るく、心豊かで、暮らしやすい鹿嶋市をつくりたい」と分かりやすい言葉で市民に支持を呼びかけてきた。

民間企業はリスクを冒して大きなリターンを狙うが、「行政はリスクは取れない。しかし、納められた税金以上のサービスを市民に返さねばならない」。福祉や医療、教育、観光など多くの課題を抱える市政。かじ取りに当たって各種施策を精査し、新時代に向けた再編を急ぐ考えだ。

中でも、重視するのが雇用の確保。市内の製造業を守るため、カーボンニュートラルの取り組みや洋上風力発電の基地化を促進し、「国や県と連携し、既存産業の維持と新産業の雇用創出のための足掛かりをつくりたい」と力を込める。

趣味は読書。「活字中毒といっていい」ほど、実用書から小説まで幅広く書物を開く。料理好きの一面もあり、よく作るのはサラダとカレーそばという。

好きな言葉は、天台宗開祖・最澄が残したとされる「一隅を照らす」。子ども4人は社会人や大学生となって自宅を離れ、現在は妻と2人暮らし。宮中1丁目。54歳。



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