茨城・かすみがうらの坪井市長が引退表明 後継者指名へ

茨城県かすみがうら市の坪井透市長(72)は12日、任期満了に伴う7月の次期市長選には立候補せず、今期限りで引退する意向を表明した。坪井氏は通算3期目で「さまざまな政策を実行できた。後進に道を譲りたい」と述べた。
坪井市長は同日の定例記者会見で引退を決めた経緯を説明し、JR神立駅の橋上化や駅前整備、健康増進施設「ウエルネスプラザ」の開設など政策を果たしたことを理由に挙げた。
後継指名については「自分の考えが一番近い人を指名したい」と語った。
坪井市長は旧千代田町議、県議を経て2006年7月の市長選で初当選。通算3期12年を務めた。デマンドタクシーによる公共交通支援、古民家の宿泊施設開設などを行い、「市民協働の考えで取り組んだ」と振り返った。
次期市長選を巡っては、いずれも新人の医師、金子敏明氏(33)、元市議、宮嶋謙氏(58)が出馬を表明。ほかに市議数人の名前が取り沙汰されている。