水戸芸術館・水戸黄門ミュージカル ヒロインにAKB岡部さん
■「楽しく表現したい」
水戸芸術館(水戸市五軒町)は12日、新作舞台「目指せ ミュージカル水戸黄門?」第3弾の制作記者発表を同館で開き、アイドルグループAKB48の岡部麟(りん)さん(茨城県日立市出身)が新たに参加し、ヒロインを務めると発表した。記者発表で岡部さんは「初めてのことが多いが、楽しく表現したい」と意気込みを話した。
新作は「光圀青春(ロマンス)篇」。岡部さんは吉原の花魁(おいらん)・胡蝶(こちょう)役で出演する。上演は同館ACM劇場で9月16~18日の3日間。前2作の主な出演者は変わらず、岡部さんらが加わり、ミュージカル出演者が出そろう。
岡部さんは「地元(日立市)が一緒の人や近くの人がいるので、親近感を持って、安心して仕事ができそう」と笑顔で語り、「皆さんを魅了できる、すてきな花魁を演じることができれば」と抱負を語った。
新作の内容は明らかにされていないが、若き徳川光圀の青春物語になる予定。座長を務める光圀役の安達勇人さん(桜川市出身)は「今回、岡部さんが入ってくれた。出演者全員が座長で、全員が主人公。すてきなキャストが集まっている。皆さんの力をもらって、このミュージカルを走らせたい」と話した。
同作は「ミュージカル水戸黄門」を実現させ、地元を盛り上げようと奮闘する若者らを描く。茨城ゆかりの若いアーティストらが集まり、各自の才能を存分に発揮する舞台となっている。
チケットの一般発売は6月4日から。全席指定S席5千円、A席4500円。