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《解説》茨城県つくばみらい市長選 市全体の活性化策を

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茨城県つくばみらい市長選は、現職の小田川浩氏が無投票で再選を果たした。堅実な行政手腕として引き続き、かじ取りが託された。

1期目の半分が新型コロナウイルス対応に追われる中、公約とした、待機児童ゼロの実現、英語教育の強化、市外総合病院への無料バス運行などを着実に進めてきた。

公約を実践しながら、陣営では着実に地盤を固め、ほかに立候補の動きは見られなかった。後援会をはじめ、市議、各種団体の支援も取り付けた。

2期目の公約には、つくばエクスプレス(TX)みらい平駅周辺地域への中学校建設や、良好な子育て環境など「教育」の充実を掲げた。県内外から子育て世帯の受け入れを進め、地域経済の活性化も図る。

一方、整備が進む同駅周辺地域だけでなく、市内全体の活性化を求める声は多い。コロナ対応を進めながら、より多くの市民が納得できる政策を打ち出せるかどうかが注目される。

今回、市政に関する論戦の機会は失われた。政策に対する市民の疑問や批判の声があれば耳を傾け、市政に反映する姿勢がより一層重要になる。



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