茨城県つくばみらい市長に再選・小田川浩さん 市民の幸せを一番に

「(茨城県)つくばみらい市を思う情熱は誰にも負けない。引き続き、ウィズコロナを見据えたまちづくりをしていく」
小田川浩(おだがわひろし)さんは不動産会社勤務などを経て、先輩市議からの後継指名をきっかけに政治の道に進んだ。市長職については、「市民に対する究極のサービス業」と表現。「市民が幸せな暮らしを送るには何をすべきなのか常に考え、実行していく」と語る。
市民と意見交換する「みらいを語るばmeeting」の全地区開催を目標にしていたが、コロナ禍で思うように開けなかったことから、2期目でも積極的に取り組む考えだ。
明治大専門職大学院で公共政策を学んだ。東京都の石原知事1期目で副知事を務めた青山佾名誉教授の指導を受け、「つくばみらい市のまちづくり」をテーマに卒論を執筆した。
ふるさと納税の大幅増加、病院バスの創設など1期目の成果を強調しつつ、コロナ対応の中で、教員の働き方改革の重要性が見えてきたと話す。
GIGAスクール構想で1人1台のタブレット端末が導入されたが、活用を巡り地域や学校間格差が浮かび上がった。「先生たちはとにかく忙しい。学ぶ時間をつくってあげることが必要」と強調し、電子黒板など機器の整備にも力を入れる。
趣味はゴルフ、動画配信サービスで映画やドラマを見ること。福原。55歳。