新茶手摘み 茨城・坂東

手もみ専用茶畑で一つ一つ丁寧に手摘みする生産者=坂東市生子
手もみ専用茶畑で一つ一つ丁寧に手摘みする生産者=坂東市生子
さしま茶の産地の一つ、茨城県坂東市内の茶園で23日、新茶摘みが始まった。目安とされる八十八夜(5月2日)よりも9日早かった。

同産地でトップを切った日本茶製造販売「お茶の根本園」(根本宏紀社長)では、午前9時から正午ごろまで、手もみ専用の茶畑で2枚の若葉が付いた新芽(一芯二葉)約4キロを家族ら6人で丁寧に手摘みした。

茶葉のうま味を凝縮させる工夫として、新芽の成長期に太陽光を遮断する黒ネットをお茶の木の上にかけて光合成を抑制。根本社長は「近年で一番良く、寒暖差があったので味が乗っている。葉肉も厚く、味の濃いお茶が楽しめる」と品質に太鼓判を押した。

この日収穫した茶葉は、7月に静岡県内で開かれる「全国手もみ茶品評会」に出品する高級茶葉で、一般販売用のお茶は5月初めから機械で収穫する。5日から20日ごろまでが茶摘みのシーズンとなる見込みで、同店やスーパーなどで販売するほか、ハワイやシンガポールなどに輸出する。

さしま茶は、坂東、古河、常総、境、八千代の3市2町で生産されるブランド茶で、茶商・中山元成(坂東市)によって1859年に米国に輸出された。初めて海外に渡った日本茶として知られている。

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