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茨城・小美玉市長に島田氏 新人の一騎打ち制す

小美玉市長選に初当選し、万歳する島田幸三氏(中央)=24日午後9時、同市部室
小美玉市長選に初当選し、万歳する島田幸三氏(中央)=24日午後9時、同市部室


任期満了に伴う茨城県小美玉市長選は24日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で前県議の島田幸三氏(61)=自民、国民推薦=が、無所属新人の葬祭場経営、織田富浩氏(60)を破り、初当選した。当日有権者数は4万450人、投票率は48・79%。

午後8時26分、同市部室の選挙事務所に当選確実の一報が届くと、集まった支持者らから大きな歓声と拍手が沸き起こった。島田氏は「選挙中は広く市民の声を聞いた。その声を生かしていきたい」と述べ、「島田(穣一)市長の志を引き継ぎ、小美玉のために一生懸命頑張りたい」と決意を語った。

過去3回の市長選が無投票だったことから、2006年4月以来、16年ぶりの選挙戦となった。

選挙戦で島田氏は「小美玉新時代へ」をキャッチフレーズに、教育や農業、福祉、地域防災、商工観光業の各分野の振興策を公約に掲げた。中長期的な政策として、国道6号の4車線化や、つくばエクスプレス(TX)の茨城空港延伸への働きかけにも力を注いでいくと訴えた。

織田氏は、出産女性への経済支援などを公約に掲げて支持を訴えたが、及ばなかった。

■小美玉市長選開票結果(選管最終)
当15,801 島田幸三 61 無新
-  3,330 織田富浩 60 無新

【島田幸三(しまだ・こうぞう)氏の略歴】
自民党県連広報本部長、本田記念財団理事、聖隷会顧問。当選1回。元=県議当選3回、市議当選1回、美野里町議当選3回。法政大中退。花野井



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