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茨城県北活性化に挑戦 起業型協力隊 県、4人に委嘱状

県北起業型地域おこし協力隊員として委嘱された西村建郎さん、赤羽悠斗さん、菅野光博さん、永松裕士さん(写真左から)=県庁
県北起業型地域おこし協力隊員として委嘱された西村建郎さん、赤羽悠斗さん、菅野光博さん、永松裕士さん(写真左から)=県庁


茨城県北地域の課題を起業を通して解決する県の「県北起業型地域おこし協力隊」の新たな隊員4人が決まり、水戸市笠原町の県庁で9日、委嘱式が開かれた。委嘱された4人は、耕作放棄地や空き家のビジネス活用のほか、情報発信に取り組むなどして、県北地域の活性化にチャレンジする。

委嘱されたのは、日立市を拠点とする赤羽悠斗さん(25)=川崎市出身=と永松裕士さん(25)=東京都生まれ、大子町を拠点とする菅野光博さん(31)=千葉県袖ケ浦市出身、常陸太田市を拠点とする西村建郎さん(30)=ひたちなか市出身=の4人。委嘱期間は1年間で最長3年まで延長できる。

赤羽さんは耕作放棄地を活用したアボカドの栽培と販売など行う予定で、「少しでも県北地域の社会問題を解決したい」と意欲を示した。永松さんは地元企業などを後押しする広報事業に挑戦する予定で、「人口減少する日立市を活性化させたい」と話した。

空き家や空き地が増加している問題に取り組む予定の菅野さんは「移住者の増加に貢献したい」と強調。システムエンジニアだった西村さんは「地方移住の需要が高まっており、今まで培ってきたIT技術を地域創生に役立てたい」と意気込みを見せた。

式で委嘱状を手渡した県県北振興局の菊池睦弥局長は「いろいろチャレンジして、失敗も糧に良い花を咲かせてほしい」と述べた。



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