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老舗・結城酒造で酒蔵2棟全焼 国登録文化財、江戸時代の建設 茨城

延焼する結城酒造の建物=11日午後3時34分、結城市結城
延焼する結城酒造の建物=11日午後3時34分、結城市結城
延焼する結城酒造の建物=結城市結城
延焼する結城酒造の建物=結城市結城
結城酒造で消火作業をする消防隊員ら
結城酒造で消火作業をする消防隊員ら


11日午後2時45分ごろ、茨城県結城市結城の酒造会社「結城酒造」から出火、国の登録有形文化財で江戸時代に建てられた酒蔵2棟と木造2階家屋が全焼した。結城署で出火原因を調べている。けが人はなかった。

いばらき消防指令センターによると、結城酒造の女性職員から「ボイラーから出火し、酒蔵に延焼した」と119番通報があった。

県によると、結城酒造は「安政蔵」と「新蔵」「れんが煙突」の3軒が同文化財に登録されている。安政蔵は安政6(1859)年ごろ、新蔵は慶応年間(65~68年)に建築されたとされる。いずれも2000年に同文化財に登録された。

同署の12日午前3時15分発表によると、木造2階家屋、安政蔵と新蔵の3棟、計約1114平方メートルが全焼した。れんが煙突は倒壊していないという。

結城酒造の浦里昌明社長(45)によると、出火当時、酒の火入れに使うための湯を温めていたという。

浦里社長は取材に対し、「一度は(自分たちで)消火をしたが、天井に火が燃え移った」と説明した。

筑西広域市町村圏事務組合消防本部によると、現場には消防車10台が出動し、11日午後8時半までに鎮圧した。

現場はJR結城駅から北に約750メートルの住宅や商店などが密集する同市の中心市街地で、近隣には寺があるほか、店蔵が立ち並ぶ。



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