新型コロナ ノババックス 6月から接種開始 茨城県、大規模3会場で

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厚生労働省が4月に承認した新型コロナウイルスワクチン「ノババックス」について、茨城県は11日、県の大規模接種会場3カ所を皮切りに6月から接種を始めると発表した。各会場での予約状況を踏まえ、今後、国に要望する配分量を調整していく。新たなワクチンは全量が国内で生産され、アレルギーにより従来ワクチンを打てなかった人も接種できるなど利点もあることから、県は接種率向上に期待する。

■予約あすスタート
ノババックスは、アストラゼネカ、ファイザー、モデルナ製に続き、国内で実用化した4種類目のワクチン。米バイオテクノロジー企業「ノババックス」が開発し、技術提供を受けた武田薬品工業が国内で製造、流通する。

県によると、接種は県庁福利厚生棟(水戸市)、牛久運動公園武道館(牛久市)、産業技術総合研究所(つくば市)の3会場で実施する。対象は18歳以上で、ワクチン未接種者は6月4日午前11時~午後1時半(2回目は同25日)、3回目の追加接種者は同日午後5~7時半に行う。接種者数は会場ごとに各50人。

予約は今月13日正午から、県公式ホームページ内の専用予約申し込みサイトで受け付ける。先着順で申し込み期限は6月3日正午まで。

ノババックス製ワクチンは今月下旬にも、各都道府県に初回分が配分される予定。2回目以降は各県の要望に応じて配分量を決めるため、県は今回の予約状況や市町村が担う医療機関の個別接種受け入れ体制などを踏まえ、要望量やさらなる接種会場などを調整していく。

ノババックスはファイザーやモデルナの「メッセンジャーRNAワクチン」と異なり、アレルギー反応によりワクチンが打てなかった人への接種が見込める。さらに、冷蔵庫による保存ができるなど、「医療機関にとって取り扱いが安易」(県新型コロナウイルスワクチン接種チーム)なのも大きな利点となる。

政府が公表する11日現在のワクチン接種実績によると、茨城県の3回目ワクチン接種率は57.9%で、全国平均の54.7%を上回る。一方、10代(12歳以上)は18.4%、20代は35.9%、30代は40.7%など、現役世代の接種率向上は課題となっている。同チームは「新たなワクチンで、少しでも接種率の向上につなげたい」と期待を寄せる。

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