ツバメの巣48個営巣 茨城・那珂の民家倉庫
茨城県那珂市下江戸の飛田勇さん(77)宅の倉庫に、ツバメが集団で営巣している。倉庫内のはりや壁に作られた巣は48個。11日までに五つの巣以外にはツバメが戻ってきており、親ツバメが子育てに精を出している。
飛田さんによると、約40年前に最初のツバメが巣を作り始めた。「縁起物」として大切に見守っていたところ、毎年1、2個ずつ巣が増え、最大55個が作られた年もあった。妻の典子さん(70)の観察記録では、今年は昨年より10日ほど早い3月14日午後に最初のツバメ飛来を確認。ツバメが来る時期は年々早くなっているという。
天敵のヘビやカラス対策として、毎晩の見回りやひもを張るなど、ツバメたちの子育てを夫妻で手伝う。飛田さんは「毎年帰ってくるのが待ち遠しい。すぐ近くに寄って来て鳴く姿がかわいい」と話した。