茨城・筑西のテーマパーク 乗り物区「ユメノバ」 木村さん考案 名称決まる

航空機やさまざまな鉄道車両などを収集、展示している茨城県筑西市の「ザ・ヒロサワ・シティ」を運営する広沢グループは14日、昨年秋に公募した「乗り物・テーマパークエリア」の名称を、つくば市の産総研職員、木村優太さん(25)が考案した「ユメノバ」に決定した。
同エリアには国産ジェット機のYS11をはじめ、零式艦上戦闘機の航空機や蒸気機関車、新幹線などのさまざまな乗り物があり、年内のリニューアル・オープンを目指して整備が続けられている。
全国から3537点の応募があり、同グループの広沢清代表や須藤茂筑西市長など5人が審査委員を務め、最優秀賞の木村さんのほか、茨城県の菅谷恵美さん「紫峰の里」、埼玉県の小玉絹江さん「感来里(からり)」が優秀賞に選ばれた。
同市茂田のシティ構内のミニシアターで発表と表彰式があり、木村さんに広沢商事の宮城則之社長から賞金10万円が贈られた。木村さんは「エリア内を訪れた子どもたちが、将来の夢を見つけられるような場所であってほしい」と名付けた理由を話した。
名称発表と合わせ、同エリアの整備状況も報道関係者に公開された。広沢商事によると、エリアの敷地面積は6万平方メートル。零式艦上戦闘機や南極観測隊で使用されたヘリコプター、操縦席の見学ができる「ガルフストリーム2型」などが並ぶ「科博廣澤航空博物館」を中心に、サイレンを鳴らす体験ができる消防自動車博物館、多種多様な車種をそろえるミニカー博物館などが並ぶ。
今後エリア内に整備予定の「おもちゃ王国『あそぼっ!ランド』」では、テーマパーク「おもちゃ王国」の協力で国内外のおもちゃを展示する計画だ。