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雨情の話や童謡演奏 北茨城 生誕140年祝う集い

野口雨情の生誕140年を祝う集いで、「シャボン玉」を歌う野口不二子さん(中央)=北茨城市磯原町磯原
野口雨情の生誕140年を祝う集いで、「シャボン玉」を歌う野口不二子さん(中央)=北茨城市磯原町磯原


茨城県北茨城市出身の童謡詩人、野口雨情(1882~1945年)の誕生日となる29日、同市磯原町磯原の雨情生家・資料館で「野口雨情・生誕140年を祝う集い」が開かれた。雨情とゆかりのある人や関係者など約40人が集まり、雨情にまつわる話や童謡の演奏を聞いて、童心や平和を貫いた生涯に思いをはせた。

日本唱歌童謡教育学会が主催。松本短期大(長野県)教授で同学会の山田真治理事は、雨情の童謡は幼児言葉をふんだんに使い、暖かさを感じさせる色が出てくることなど紹介し、「歌うだけ、口ずさむだけで心が豊かになる。雨情の歌は子どもの成長を助けている」と解説した。

雨情の孫で同館の館長、野口不二子さん(79)は、戦時中の42年ごろから雨情が童謡を書かなくなったことに、「軍歌を書かず退いていく。苦しい時代を我慢した」と説明。発見された未発表の詩「東亜の海」について、特攻隊の若者への思いと見られ、「夕日の中に飛行機が飛んでいく。どんな気持ちで若人が飛んでいったのかと悼む詩。(雨情は)本当に童心を貫いた詩人とはっきり言いたい」と力を込めた。

不二子さんは生家に残る銅板ぶきの屋根やサルスベリが出てくる詩「丁爺」を朗読した。オカリナ奏者や童謡歌手などが「雨降りお月」や「蛙の夜回り」といった童謡を演奏。参加者は聞き入り、時に一緒に手遊びをして盛り上がった。



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