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大規模水害に備え、水難救助訓練実施 茨城県警水戸、鉾田両署

訓練で溺れた人を救助しようとする警察署員ら=茨城町下石崎の涸沼
訓練で溺れた人を救助しようとする警察署員ら=茨城町下石崎の涸沼


水難事故や大規模水害の発生に備えようと、茨城県警の水戸、鉾田両警察署と県警は9日、茨城町下石崎の広浦公園と涸沼で合同水難救助訓練を実施した。両署員と県警機動隊員の約80人が溺れた人を救助する実践的な訓練に臨んだ。

参加者らは、救命に使うラフトボートの組み立てから始め、4人一組で乗船し、Uターンの仕方や目標物への近づき方など、基本的な操船方法を確認。岸辺から要救助者へ向けて浮輪を投げる練習もした。

溺れた人に扮(ふん)した機動隊員を救助する、より実践的な訓練も実施。要救助者に「大丈夫ですか。今助けます」などと常に声をかけながら、ボートに引き上げた。陸地に戻るまでの一連の流れを、意識がある場合、ない場合など、想定を変えながら取り組んだ。

水戸警察署の落合洋一署長は「事故や水害の発生に備えて、これからも訓練を続けてほしい」と署員らを激励。鉾田警察署の石川直人署長は「自分自身の命を守った上で、要救助者の命を助けることを念頭に置いてほしい」と訓示した。



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