茨城県と水戸市は31日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに3777人確認されたと発表した。7月29日に確認された3637人を上回り、過去最多を更新した。3千人台は3日連続で、累計感染者数は20万8508人。死者の報告はなかった。

直近7日間を平均した1日当たりの感染者数は3000・1人で、前週比164・3%。自宅療養者は前日から1425人増の1万8127人で、前日に続き過去最多を更新した。入院患者数は14人増の392人となった。

7月中に確認された感染者は4万3428人となり、前月の約6・9倍に上った。

陽性者は全44市町村で確認され、つくば市の368人が最多。続く古河市が266人、水戸市232人、ひたちなか市216人と、4市で200人を超えた。

年代別では40代が678人と最も多く、20代と30代も600人を超えた。60歳以上は497人で、全体の13・2%となった。

新たなクラスター(感染者集団)の疑いは5件報告された。内訳は高齢者福祉施設が2件で、病院、保育施設、中学校が各1件だった。

■茨城県内の感染状況
新規感染者　3777人(累計20万8508人)
死者累計　477人
入院患者　392人(重症2人)
退院・退所等累計　18万6509人
(県発表、31日午後10時現在)