茨城県と水戸市は1日、新型コロナウイルス感染者が県内で新たに3305人、死者4人が確認されたと発表した。先週の月曜日(25日)と比べると1358人増えた。県内の感染者は累計21万1813人、死者は同481人となった。

県と市によると、県内の医療機関に入院していた50代男性、70代男性、福祉施設で療養していた90代女性、自宅で療養していた90代女性が死亡した。

新規感染者は県内全市町村で確認された。

直近7日間を平均した1日当たりの感染者数は3194.1人で前週比164.5%。

3305人を年代別に見ると、10歳未満が425人、10代が424人、20代が496人、30代が508人、40代が542人、50代が392人、60代が211人、70代が173人、80代が94人、90代が37人、100歳以上が3人。

男女別では男性が1624人、女性が1681人。

新たに3143人が回復し、回復者は累計18万9652人となった。入院患者は前日より9人増えて401人で、このうち重症は2人。そのほか中等症が264人、軽症が135人。さらに宿泊施設で656人、自宅で1万8262人が療養している。病床稼働率は45.7%。

■「発生届」の基礎情報簡素化

感染急拡大による医療機関や保健所の負担軽減のため、県は1日から、65歳未満で重症化する恐れが少ない人に対する感染経路などの調査を行わず、「発生届」の基礎情報を簡素化した。これにより、クラスター(感染者集団)の疑い事例や、新規感染者のうち濃厚接触者と経路不明者の区別などに関する公表を取りやめた。

居住地別の新規感染者数は以下の通り。

▽水戸市　364人
▽日立市　74人
▽土浦市　185人
▽古河市　160人
▽石岡市　96人
▽結城市　54人
▽龍ケ崎市　104人
▽下妻市　67人
▽常総市　62人
▽常陸太田市　32人
▽高萩市　4人
▽北茨城市　13人
▽笠間市　57人
▽取手市　128人
▽牛久市　121人
▽つくば市　322人
▽ひたちなか市　162人
▽鹿嶋市　80人
▽潮来市　28人
▽守谷市　125人
▽常陸大宮市　27人
▽那珂市　38人
▽筑西市　120人
▽坂東市　59人
▽稲敷市　56人
▽かすみがうら市　54人
▽桜川市　54人
▽神栖市　131人
▽行方市　27人
▽鉾田市　51人
▽つくばみらい市　65人
▽小美玉市　65人
▽茨城町　44人
▽大洗町　17人
▽城里町　14人
▽東海村　21人
▽大子町　9人
▽美浦村　20人
▽阿見町　71人
▽河内町　3人
▽八千代町　32人
▽五霞町　3人
▽境町　33人
▽利根町　11人
▽県外　42人

■茨城県内の感染状況
新規感染者　3305人(累計21万1813人)
死者累計　481人
入院患者　401人(重症2人)
退院・退所等累計　18万9652人
(県発表、1日午後7時現在)