茨城・常陸大宮の喜雨亭・養浩園 国登録記念し公開

特別に一般公開された養浩園=常陸大宮市高部
特別に一般公開された養浩園=常陸大宮市高部
特別に一般公開された喜雨亭=常陸大宮市高部
特別に一般公開された喜雨亭=常陸大宮市高部
茨城県常陸大宮市高部の国登録有形文化財「喜雨亭(きうてい)」と、国登録記念物となる予定の同所の「養浩園」が7月30日、特別に一般公開され、多くの見物客が訪れた。

喜雨亭は、元紙問屋で造り酒屋も営んだ岡山氏の楼閣。趣のある木造3階建てで、2階には書画や絵画も多く、3階の外壁には醸造していた酒の銘柄「花の友」と書かれている。文人墨客との交流や客人を接待する風雅の場として用いられたという。建築されたのは登記から1887(明治20)年以前とみられる。今年6月29日付で国登録有形文化財となった。

養浩園は同敷地内に隣接する山と川に接する庭園で、池や橋、氏神の社もあり回遊式になっている。水戸の偕楽園を模して造られたと伝わる。作庭は喜雨亭と同時期の1887年前後とみられる。6月の国登録記念物としての答申を受け、登録を待つ。

一般公開は、同市美和地区の活性化に取り組み、養浩園の整備も長年行っている「森と地域の調和を考える会」(龍崎真一代表)が主催。同地区の街並み保存事業などを推進するため、発足したNPO法人「美和の森」(龍崎理事長)のメンバーが解説役を務めた。

水戸市から訪れた小林由士郎さん(70)は「かつて仕事で通り、高部宿の街並みは知っていたので、興味深かった」と喜んだ。

龍崎代表は「予想以上の見物客で注目度の大きさに驚いている。価値ある文化遺産を地域資源として守っていかなければならないと再認識した」と話した。

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