《戦後77年》茨城・日立市平和集会 「戦争のない世界築く」

横断幕やプラカードを手に、平和の鐘の前で黙とうする参加者=JR日立駅前
横断幕やプラカードを手に、平和の鐘の前で黙とうする参加者=JR日立駅前
■黙とうささげ誓い新た
太平洋戦争末期に米軍による空襲や艦砲射撃を受けて茨城県内最大の被害があった日立市の平和集会が15日、JR日立駅中央口の「平和の鐘」の前で開かれた。市民ら約60人が参加し、「平和を守り、戦争のない世界を築く」との誓いをあらためて確認。正午の鐘に合わせ黙とうをささげた。

集会は市民団体や労働団体などでつくる「平和をまもる日立市民会議」が主催。1967年の終戦記念日に市民有志が「戦争の記憶を後世に伝えよう」と助川小から市役所まで行進したのが始まりで、今回で56回目。

コロナ禍で3年ぶりに行われた今年は、感染対策などのため、恒例の平和通りでの行進を見送り、規模を縮小して集会のみ開いた。

平和の鐘を囲んで行われた集会で、代表世話人を務める元衆院議員の大畠章宏さんは「もう一度日常を振り返り、一人一人が平和のために行動することが大切だ」とあいさつ。同会議の伊藤健也事務局長は「平和な社会の実現へ今後も継続した活動にしていきたい」と呼びかけた。

小川春樹市長は、市内では先の大戦で米軍による3度にわたる攻撃で1500人以上が犠牲になったことに触れ、「日立市こそ、過去の経験を教訓にして、平和の尊さを次世代に継承していかないといけない」と述べた。

参加者は「永久に戦争のない平和な世界をつくろう」「戦争の悲惨さを後世に伝えよう」などと書かれたプラカードを掲げ、戦後50年を記念して建設された平和の鐘が鳴り響く中、黙とうをささげた。

参加した同市勤労者協議会の栗原勇夫会長は「ロシアによるウクライナ侵攻に多くの方が衝撃を受けた中で、皆が参加できる形で平和集会ができて良かった」と話した。

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