新型コロナ 大規模接種、週3日に 9月から ピーク終え体制縮小
茨城県は9月から、5カ所の新型コロナウイルスワクチン大規模接種会場について、現行の週7日の開設を、金-日曜日のみの週3日に減らす。また22年夏で4回目接種のピークを終えるため、5カ所のうち牛久運動公園武道館(牛久市)について28日の開設を最後に終了し、接種体制を縮小する。
主に60歳以上や基礎疾患を抱える人を対象とした4回目接種について、県は7~8月をピークと想定していた。このため、各会場の接種枠を従来通りの体制に戻す。9月以降は開設時間も午前10時~午後8時と1時間短縮し、1日当たりの接種枠は4会場で計2500人と半減させる。
県によると、県内の3回目の接種率は67・9%(17日現在)で全国を4・1ポイント上回る。4回目については、想定する対象者約100万人のうち53万7千人(同)が接種しているという。
県ワクチン大規模接種チームは「今後、オミクロン対応ワクチンの承認など、接種需要の高まりが想定されれば、再拡充を検討していく」と説明した。
県は、4回目接種への対応や3回目接種を推進しようと、7月下旬から水戸、牛久、つくば、古河、神栖の5市で大規模接種会場を毎日開設していた。