茨城・城里町長選 現新2氏が舌戦を開始 継続か刷新か
茨城県城里町長選は23日告示され、いずれも無所属で、新人で前町議の河原井大介氏(42)と、3選を目指す現職の上遠野修氏(43)が立候補を届け出て、現職と新人による一騎打ちの選挙戦が始まった。
河原井氏は午後5時、同町石塚の選挙事務所前で出陣式。県議や町議らが駆け付ける中、現町政に対して「町議との間で対話が足りていない」と批判。町の財政については「あと4年で危機的な状況に陥る」として、自主財源の確保に向けた企業誘致や地場産業の育成などの施策を掲げ、「町の未来へ不安定な政治を変える」と刷新を訴えた。
上遠野氏は午前10時、同町那珂西の選挙事務所前で第一声を上げた。応援に駆け付けた近隣の首長らを前に、これまで手がけた大型公共事業など2期8年の実績を強調。防災対策や子育て支援などを公約に挙げ、「インフラ整備や人材育成などの実現には時間がかかる。安定した行政によって町を前に進めていく」と町政の継続を訴えた。
投票は28日午前7時から午後6時まで町内13カ所で行われ、同7時半から同町石塚のコミュニティセンター城里で即日開票される。有権者は1万6458人(22日現在)。
■城里町長選立候補者(届け出順、敬称略)
河原井大介(かわらいだいすけ) 42 農業法人代表 無新
【略歴】前城里町議。米カリフォルニア大ノースリッジ校中退。石塚
【公約】①対話を重視した政策決定②企業誘致と地場産業の育成③教育の充実④子育ての支援
https://kawaraidaisuke.com/
上遠野修(かとうのおさむ) 43 町長 無現
【略歴】元=IT企業社員、建設会社員、衆院議員政策担当秘書。当選2回。東京大卒。那珂西
【公約】①災害に強い町づくり②高齢者福祉の充実③子育て支援の充実④産業の活性化