茨城県城里町長選立候補者の横顔(届け出順)
茨城県城里町長選が23日告示され、新人で前町議の河原井大介氏(42)と、現職で3選を目指す上遠野修氏(43)の無所属2人が立候補した。投票は28日。横顔を紹介する。
■河原井大介(かわらいだいすけ)氏(42) 農業法人代表 無新 対話重視や情報公開
「現町政は議員と執行部とのコミュニケーションが十分でない。しっかりと相談しながら対話を重視する町政にしていきたい」。人口減少や逼迫(ひっぱく)する財政などの諸問題に危機感を示し、町独自の収入源の確保と近隣自治体や民間団体との連携を強く訴える。
町政運営では「徹底した情報公開が大前提」と説く。企業誘致と地場産業の育成、子育て支援などを公約に掲げ、教育分野では、民間企業との連携による幼児期からの才能教育などを構想する。
高校時代は演劇部に所属し、卒業後はアメリカの大学で映像芸術を学んだ。23歳で帰国後、県内のある大学教員との出会いを機に農業の重要性を強く認識し、農業生産法人を設立。アスパラガス栽培に携わる傍ら、「難題が山積する日本の農業問題に取り組みたい」と政治の道へ。26歳で初挑戦した町議選(2006年)では、全国町議員中、最年少(当時)で当選を果たした。
趣味はドキュメンタリー映画の鑑賞。マイケル・ムーア監督の作品に傾倒する。妻、5歳の長男と3人暮らし。石塚。
■上遠野修(かとうのおさむ)氏(43) 町長 無現 3選向け実績を強調
「国や県からの補助金を活用して大規模事業を成し遂げ、財政再建も果たせた」と4年間の町政を回顧。子育て世帯を中心とした転入超過なども実績として強調する。ただ自己採点は「80点」。前回選挙で掲げた病院誘致が実現できなかった点をマイナス要因と捉えている。
3期目を「町政の集大成」と位置付け、安全安心なまちづくりを基軸に避難所や通学路の整備などを公約に挙げる。国に先んじた子育て支援に磨きをかけ、地場産業の活性化にも力を注いでいく。
6月の出馬表明後、住民からの要望を聞くため、町内をくまなく歩いた。「人々の思いを政策に反映させることこそ、民主主義の本質だと改めて実感した」
大手建設会社を経て、国会議員秘書として政治の世界に飛び込む。2013年に初めて挑んだ町長選で落選するも、その後に勤めた大手IT企業で国際感覚を磨き、14年に当選を果たす。民間での経験は、政治家としての血肉となっているようだ。
座右の銘は「継続は力なり」。妻と3人の娘と5人暮らし。那珂西。
■河原井大介(かわらいだいすけ)氏(42) 農業法人代表 無新 対話重視や情報公開
「現町政は議員と執行部とのコミュニケーションが十分でない。しっかりと相談しながら対話を重視する町政にしていきたい」。人口減少や逼迫(ひっぱく)する財政などの諸問題に危機感を示し、町独自の収入源の確保と近隣自治体や民間団体との連携を強く訴える。
町政運営では「徹底した情報公開が大前提」と説く。企業誘致と地場産業の育成、子育て支援などを公約に掲げ、教育分野では、民間企業との連携による幼児期からの才能教育などを構想する。
高校時代は演劇部に所属し、卒業後はアメリカの大学で映像芸術を学んだ。23歳で帰国後、県内のある大学教員との出会いを機に農業の重要性を強く認識し、農業生産法人を設立。アスパラガス栽培に携わる傍ら、「難題が山積する日本の農業問題に取り組みたい」と政治の道へ。26歳で初挑戦した町議選(2006年)では、全国町議員中、最年少(当時)で当選を果たした。
趣味はドキュメンタリー映画の鑑賞。マイケル・ムーア監督の作品に傾倒する。妻、5歳の長男と3人暮らし。石塚。
■上遠野修(かとうのおさむ)氏(43) 町長 無現 3選向け実績を強調
「国や県からの補助金を活用して大規模事業を成し遂げ、財政再建も果たせた」と4年間の町政を回顧。子育て世帯を中心とした転入超過なども実績として強調する。ただ自己採点は「80点」。前回選挙で掲げた病院誘致が実現できなかった点をマイナス要因と捉えている。
3期目を「町政の集大成」と位置付け、安全安心なまちづくりを基軸に避難所や通学路の整備などを公約に挙げる。国に先んじた子育て支援に磨きをかけ、地場産業の活性化にも力を注いでいく。
6月の出馬表明後、住民からの要望を聞くため、町内をくまなく歩いた。「人々の思いを政策に反映させることこそ、民主主義の本質だと改めて実感した」
大手建設会社を経て、国会議員秘書として政治の世界に飛び込む。2013年に初めて挑んだ町長選で落選するも、その後に勤めた大手IT企業で国際感覚を磨き、14年に当選を果たす。民間での経験は、政治家としての血肉となっているようだ。
座右の銘は「継続は力なり」。妻と3人の娘と5人暮らし。那珂西。