茨城・かすみがうら市 医療や保育従事者に抗原検査キット配布
茨城県かすみがうら市は1日から医療介護職員や保育、警察など、社会機能の維持に必要な「エッセンシャルワーカー」を対象に抗原検査キットの配布を始めた。新型コロナウイルスの濃厚接触者に指定された場合、政府の方針で自宅待機2~3日目に検査で陰性となれば職場復帰できることを受け、速やかに検査できる態勢を築く。
配布の対象は、市内の医療機関、高齢者・障害者福祉施設、幼稚園、保育園、認定こども園、警察、消防・救急の計約100カ所に勤める各従事者。
各施設ともエッセンシャルワーカー1人につき2個とし、計5千人分、1万セットを配る。配布は9月から来年3月末まで。場所は同市宍倉のウエルネスプラザ内、市保健センター。
従来は県の検査制度を活用してきたが、検査までやや時間がかかった。民間では入手が難しくなったこともあり、より速やかに検査できるよう検査キットを配ることにした。