オミクロン対応の新コロナワクチン接種、20日から 茨城は26日ごろ開始
厚生労働省は14日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新しいワクチンの接種方針を決めた。20日から各地で接種が始まる。前回からの接種間隔を5カ月以上とし、4回目接種の対象でまだ受けていない60歳以上や医療従事者らを優先。10月半ばをめどに2回以上接種した12歳以上の全ての人に対象を広げる。これまで年末年始に流行の波が来たことから、希望者への年内の接種完了を目指す。
茨城県内では水戸市が、オミクロン株対応の新ワクチンについて26日にも接種を始めると既に明らかにしている。ワクチンの配送スケジュールなどから、県は各市町村の接種開始時期も同日ごろになるとみている。
県の新型コロナウイルスワクチン接種チームによると、新ワクチンは19~25日に各市町村に配送される予定。ワクチンの解凍が配送の翌日までかかることや、接種予約や案内にかかる時間を踏まえると、「確実に届く25日の翌日開始が多くなるのでは」と指摘。早めに届けば、従来のワクチンの予約者に意向を聞いた上で、接種する可能性もあるとみている。
水戸市は保育や教育現場で働く人たちから始める方針。県は「市町村ごとに実情が異なるため、接種対象などは各自治体の判断になる」と説明する。
県が運営する4カ所の大規模接種会場は、今月末で終了する予定。会場では新ワクチンではなく、従来のワクチンを使用する。